長い冬 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ブーゲンビリアが咲くホテルの籐椅子に一人の女が腰をおろして海をみつめている。ここはカリブ海に浮かぶ小島、セント・ジョンズ島。オータムはこの島のホテルでオーナーの秘書をしていた。すべての過去を捨てイギリスから南国の楽園に来たというのに凍ったままのオータムの心は、熱い日ざしにもとけようとしない。だがある男の出現でオータムは激しく動揺していた。その男、ヨーク・レインは、オータムの夫…。ハリケーンにやられた島の再建に、出資を申し出たという。交換条件は妻をつれ戻すこと。イギリスはこれから長い冬が始まる。
あの暑い夏の日に (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ルーシーはある雪の日、息子を奇宿学校に送っての帰り道、運転を誤って車ごと溝に突っこんでしまった。なんとか車から抜け出し、歩いてやっと我が家にたどり着くと、電気はつかず、ホールは水浸しだ。雪で水道管が破裂したらしい。そんな窮地を救ってくれたのは、ジョナス・ウッドブリッジだった。彼にだけは助けてもらいたくなかったのに。あれは十一年前…ジョナスの弟サイモンの突然の死後、サイモンとつき合っていた私が妊娠していると知った時の彼の態度。あの冷たい態度は忘れられない。その時以来ルーシーは、ウッドブリッジ家には頼らず独りで子供を産み育ててきたのだ。
内容(「MARC」データベースより)
ルーシーはある雪の日、運転を誤って車ごと溝に突っこんでしまった。なんとか車から抜け出しやっと我が家にたどり着くと、電気はつかずホールは水浸し…。そんな窮地を救ってくれたのは、死んだ恋人の兄ジョナスだった。
裏切りの結末 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
それは一本の電話から始まった。夫の浮気を告げる一本の電話。レイチェルの世界は音をたてて崩れていった。仕事で忙しくしているとばかり思っていた夫が毎晩、女と出歩いていたなんて。だが、そう言われてみれば、思い当たる節はあった。寒々しい夫婦生活、スーツにかすかに漂う香水の香り、幾晩も家を空けた日々。レイチェルは絶望に襲われ、同時に、鏡の中の疲れきった自分の姿に愕然とした。幼妻として結婚して七年。子育てに追われ成長しないでいるうちに、夫は変わり、家の外で別の生活を楽しんでいたのだ。帰宅した夫は、妻の疑いを否定しようともしなかった…。
内容(「MARC」データベースより)
それは夫の浮気を告げる1本の電話から始まった。レイチェルの世界は音をたてて崩れていった。仕事で忙しくしているとばかり思っていた夫が、毎晩、女と出歩いていたなんて。レイチェルは絶望に襲われ…。
愛がなければ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ブライアーの父ザヴィアのパーティには名士ばかりがつどう。その父から青年実業家カイナン・ロスをもてなすよう言われ、これは何かあると彼女は思った。案の定、ザヴィアは資金繰りに困っているらしいとカイナンから聞く。自分も借金を頼まれて断ったのだが、どうやら娘を取り入らせて援助させようということらしい、とカイナン。とんでもないわ!だれがこんな人に取り入ったりするものですか!激昂したブライアーだったが、そのしばらくのち、父親が心労のあまり倒れてしまう。弱気になった彼女に、カイナンが条件付きで援助を申し出た。「ぼくは求めるものに最高の値をつける。ほしいのは花嫁だ」。
内容(「MARC」データベースより)
父ザヴィアのパーティには名士ばかりがつどう。その父から青年実業家カイナン・ロスをもてなすように言われ、これは何かあるとブライアーは思った。案の定、ザヴィアは資金繰りに困っているらしいとカイナンから聞く…。
近くて遠い人 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
キャシーは妻ある上司への思いを断ち切ろうと会社をやめた。ちょうどそのころ、クォントラル産業会長秘書の求人広告を目にし、彼女はすぐに応募書類を郵送した。そして二度の面接試験にもパスし、入社してから二週間がたつ。もっとも会長自身は出張中とかで、まだ一度も会ってはいないが。いよいよ今日はその会長に会える―そう思ってキャシーは気負いこんで出社した。ところが、会長は彼女が新しい秘書だと知るや否や、「なんてことだ!」とたたきつけるようなひと言だけを残し、部屋から出ていってしまった…。
内容(「MARC」データベースより)
キャシーは妻ある上司への思いを断ち切るため会社を辞めた。新しい職、会長秘書となって2週間。やっと会長に会えると思ったが、会長は彼女が秘書だと知ると「なんてことだ!」と言い、部屋から出て行ってしまった。
雨の中のキス (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
タマラは十六歳でモデルになり、二十三の時ブティックを始めた。町一番のセンスを誇る店として評判も上々、売り上げも順調だった。ところがある日、ショッピング街が買収され、店の存続が危うくなる。買収したジェイソン・タイサクを出し抜く方法はないかしら?タマラは意を決してタイサク社のオフィスに乗り込んだ。ジェイソン・タイサクは想像とはまるで違っていた―ハンサムな顔、強靱な体、野性的できわめて危険なタイプの男。口論のすえ、タマラは彼に宣戦布告をして帰途に就く。数日後、作戦どおり、新聞にタイサク社を非難する記事が載った。そしてタマラは、ジェイソンからキスという報復を受けることに…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウィルソン,パトリシア
ずっとヨークシャーで暮らしていたが、子供たちが成長すると教職をなげうって夫とともにスペインへ長い旅に出た。この体験が小説を書くうえで彼女に大きな刺激を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
セクシーな遺産 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「伯母上はあなたにすべてを残されました」弁護士の言葉は、ジェシカにとって青天の霹靂だった。たしかに二カ月前、伯母と名乗る女性がいきなり訪ねてきた。でも、亡き母はいつも自分には身寄りは一人もいないと言っていた。しかも伯母という人はろくに話もせずに帰ってしまった。なのに私に遺産を?五十万ドルにノーフォークの島の数エーカー。それには奇妙な条件がついていた。島で最低一カ月は暮らすこと、居候しているミスター・スレイドをそのまま住まわせること。ミスター・スレイドっていったい何者なの?伯母の愛人?事情がわからないまま、仕方なくジェシカは島に向かった。ああ、ミスター・スレイドがこんなにセクシーな男性だったなんて。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
リー,ミランダ
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出てクラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして三人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
祭りの夜 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
南スペインで映画『危険な真夜中』のロケが行われていた。監督のセブ・コーベルは数々の賞を受賞した実力派で、スタッフも優秀なはずなのに、なぜか撮影中に事故が続発する。何人ものスタント・ガールが仕事をおり、結局、最高のプロであるジョーのところに破格のギャラで出演依頼がきた。彼女は本当は気が進まなかった。主演女優のアンナ・ベスと以前仕事をしたとき、いやな思いをさせられたからだ。だがジョーにはある事情があって、どうしても大金が必要だった。ロケ地に着いたとたん、ジョーは監督セブの強い個性に圧倒された。なんだか悪い予感がする…。
レイチェルの決心 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
画家のジョエルには異母弟フランシスがいた。ある夜フランシスが彼を訪れ、言いにくそうに父の再々婚の話を打ちあける。相手の名を聞いたとき、ジョエルは息をのんだ。六年ほど前、愛し合いながら、彼のもとから姿を消したレイチェル。式まではあと一カ月とない。ジョエルは、現在彼女が住んでいるというラングスウェイトの村へ車をとばした。
内容(「MARC」データベースより)
画家のジョエルを訪ねた異母弟フランシスは言いにくそうに父の再々婚の話を打ちあける。相手の名を聞いてジョエルは息をのんだ。それは6年ほど前、愛し合いながら、彼のもとから姿を消したレイチェルだった。79年刊の再刊。
カリブの王国 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
出産直後に手放した我が子の顔を一目見たい。ヴィクトリアは一週間の予定でプエルトリコに旅立った。けれど手元には養父となった男性の顔写真と勤め先の住所しかない。彼の名前はL.R.キャンベル、頭髪の薄い、人のよさそうな中年紳士だ。こっそり自宅を捜し出して、子供が幸せかどうか確かめるだけでいい。ところが、そこは素人探偵のかなしさで、勤め先では警備員とおぼしき男と押し問答のすえ、追い払われるし、翌日、尾行に成功したかと思えば、目の前で逃げられる。おまけに、つい気を抜いて事故に遭い、怪我までする始末。そして、助けに現れた男は…昨日の警備員じゃないの―。
内容(「MARC」データベースより)
出産直後に手放した我が子の顔を一目見たい。ヴィクトリアは1週間の予定でプエルトリコに旅立った。手元には養父となった男性の顔写真と勤め先の住所しかない。その勤め先では警備員とおぼしき男に追い払われてしまい…。